そんな丁寧に古い車を扱う店主の林田功一さんと東彼杵町の町議会議員でもある林田二三さんご夫妻に話を伺ってきました。
2004 年の 20 代のお二人は結婚。諫早市高来町出身の林田功一さんは高校卒業後 18 歳で建設会社に就職。現場監督をしていました。2 年目に中学生からの夢であるフォルクスワーゲンビートル(空冷 VW)を購入。通勤に遊びにと乗り回していました。 メンテナンスやトラブル修理をしていくうちに機械に魅了され 25 歳で目指しスズキの副代理店へ就職。4 年後 2 級自動車整備 士の免許を取得。その後単身で福岡の空冷 VW 専門店大手の FLAT-4 で修行し根掘り、葉堀り空冷VWの事を学んだ後独立開業 したそうです。
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旦那さんの功一さんが単身で福岡にいながらも子育てをする奥さんの二三さん。二三さんは子育てを通しナチュラルな生活がしたいと思いはじめ、自然栽培や食養生を行っている会社を探していたところ、旦那さんがいる福岡に自分自身と向き合える会社を見つけたそうです。そこは企業農園を管理する会社で二三さんの責任感の強い性格上、すぐに管理者を任されオーガニック野菜の栽培や提案を行うようになったそうです。
その会社での出会いは、畑を見にきてくださる企業から視察に来る市町村までありいろんな方との接点となり人生の起点となったと語る二三さん。その中でも一番影響を受けたのが3.11の東日本大震災で移住してきた方々だったと言います。そこから二三さんは功一さんの夢も自身の夢も叶えれる場所、そして家族で安心して住める場所を探したいと考えはじめたそうです。そんな頃に、二三さんの農園を視察に来たのが当町の元町長である渡邊悟氏。長崎県で育ったお二人はそれまでは「東彼杵町」のこともほとんど知らなかったとおっしゃってました。そんな出会いがきっかけで一度、諫早に戻り2017年に東彼杵町へとやってきたのでした。
功一さんも遠方の方でもアクセスしやすい場所を探されていて、高速に近く、国道沿い、しかも素晴らしい景色のこの地に巡り会えまして本当によかったとおっしゃっていました。
一番はやはり二三さんの考える自然豊かな場所で子育てをしたいという考えに移住の決め手があったようです。
二三「一番最初の東彼杵町の印象はおもしろいUターン者がいて、若者が動いていること。そして何よりこの町が好きだと口に出す人の数が多いことにびっくりしました。そんな町だからこそ、変に手が加わってなく自然体で、環境や風景、建物も変わってなくてまるでタイムスリップしたような感じがしましたね」
実際にこの町に来てどうでしたか?
二三「この町ではお客様以外の方ともすぐ仲良くなれたので、それが一番よかったことですね。この町は合併していないからこそ、自分たちのことは自分たちでみんながしつつ支え合う感じが、いい意味で生きている感じがしますね。行政の方も距離感が近くすぐ動いてくれますね。高速も近いし、不便でもないし、仕事もやりやすいので可能性をすごく感じてます」
功一「買ってもらうだけの関係じゃない関係が育めて、たまに船を持って来る人もいますね(笑)」
写真を見てもらったらわかるとおり、この夫妻だからこそ人間味があって、そして車だけでなく人にも心を込めた向き合い方をされているのだと感じた瞬間でした。
最後にこれからの東彼杵町へ期待することを教えてください
ご夫妻「工場が海に隣接しているという利点を活かして野遊び塾という知人が運営している団体と連携し、シーカヤッ ク用の浮桟橋を設置し提供しているのですが、せっかく自然にめぐまれているのに自然とふれあえる場面が少ないことや、公園 が少ないことが気がかりです。やはりこのご時世、子供達が遊びづらい時代になっているからこそ、東彼杵町や子どもたちのた めの場づくりやシーカヤックなどの体験もやってみたいと思ってます。あと、子供達のためにも、他にはない保育園の提案も議 員としてやっていこうと考えています」
すでに漁港管理条例の許可も取得済みで準備も進められています。なんだかお二人と話していると、ほっこりとして東彼杵町の未来が明るくなる気持ちで溢れました。
長崎県東彼杵郡東彼杵町里郷2519-2
0957-46-3362
9:30〜18:00
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